ヒラマサ・ブリに効くジグの種類とカラー選択のお話し
青物を釣るために現在様々なルアーが使用されているが、ジグの使用はかなり昔から確立されてきている。
ただし、船からのジギングの歴史は長いが、ショアからのジギングに関しては21世紀に入ってからといっても過言ではないほど浅いのだ。
もちろんオフショアとショアでは、共通する部分も非常に多いのだが、そうでないところも多々あるのが真実。
そんな中で、ショアからのジグによる釣果をどのように挙げることができるのか、ここでは使用するジグの種類とカラー選択について話していこうと思う。
ジグといっても、その種類は色々ある。
ショートジグ・ロングジグ・前方部重心・センターバランス・後部重心・鉛素材・鉄素材・タングステン素材…などなど、長さや形や重心やマテリアルなどの違いは様々なのだ。
カンパチに関しては、私自身ショアからの実績をそれほど持っていないため、ここでは話すのをやめておこうと思う。
というわけでここでは、特にブリとヒラマサに絞って考えていこう。
ブリ族
青物3種のなかで、一番選り好みしないのがこのブリだと思っている。
センターバランスでもフロント重心でも後部重心でも釣れるときは釣れる。
ただし、一つ言えるのはブリはカンパチやヒラマサよりも回遊性の強い魚であるため回遊を待ちながらジグをシャクリ続けなくてはならない。
よって、一番手返しがよく遠投性能も高い後部重心タイプのルアーがもっとも使いやすいだろう。
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基本的な使い方は、高速巻きしながらリズミカルにジャークを入れてやる、これだけで回遊してくればヒットするので、根気よく投げ続けてみよう。
ヒラマサ
ヒラマサの場合は、直進的な動きよりも左右にダートする動きに弱いため、ブリとは違い後部重心タイプよりセンターバランスジグの方が向いている。
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シャクリかたは、ワンピッチジャークを基本としてそのリズムとスピードを色々と変えていくだけ。あまり難しく考えなくてもそれで十分だ。
**ワンピッチジャークに関しては”誰でも簡単に!!ワンピッチジャークのコツ”の記事もご覧ください**
注意したいのは、強くしゃくりすぎないこと。
塩の流れに沿ってスイースイーときれいにダートさせてくるイメージで動かそう。
重さの選択だが、ブリもヒラマサも同じで
「きちんと着低がとれるか」
「塩の流れに流され過ぎていないか」
という要素を考えて、そのときの状況に対して一番ナチュラルに動くものを選択しくのがよい。
カラーのお話
青物にカラーは関係あるのか?という質問をよくされるが、私は関係あると確信している。
特に、ナチュラル系とグロー系カラーは全く違う釣果をもたらすことが多いため、この2種類は常にタックルボックスに忍ばせておきたい。
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基本はナチュラルカラー(個人的にはシルバー押し)を使いつつ、ベイトがイカだとわかった場合は迷わずグロー系カラーを選択し、イカをイメージしてよりナチュラル&ゆっくりめでシャクルことを意識してみてほしい。
ベイトはなにかいまいち分からないが、全くあたらないというときもこれを試してみると、時にヒットしてくることが多いので実践してみよう。
以上、今回は簡単にジグの使い分けとカラー選択について書いてみた。
それではまた次回
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