ザビエル220Fはショアからのヒラマサに使える?大型を喰わせるアクションとは
2021/10/06
ボーズレス社からリリースされている対青物用(ターゲットはおもに大型ヒラマサ)ダイビングペンシルポッパーのザビエル220f。
これまでも数々の大型がこのルアーで釣り上げられていて非常に話題となっているルアー。
ただしこのザビエル220fは基本的に船からのキャスティングに使用されることが多いため、ショアからのヒラマサの誘い出しにも使用できるのだろうかと気になっているアングラーが多いようだ。
ザビエルはなぜ釣れる?
ダイビングペンシルはどれを使用しても釣果は変わらなく、結局はアングラー側の好みだという人も多いようだが、私はそうは思わない。
実際に釣れるペンシルとそうでないものが存在していて、両者には違いがある。
特にセンシティブな大型ヒラマサなどに関してはその点が顕著に表れてくる。
では、どんな違いがあるのだろうか?
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簡単に言うと、最後の食わせの為の決定的なアクションが出せるかどうかという点だ。
どのダイビングペンシルも素晴らしい集魚効果を兼ね備えている。擦れていない魚であれば最初の数投でルアーをチェイスしてくることが多い。
そこで、経験が少なくあまり警戒心のないヤズや小型のヒラマサやシオと呼ばれる小型のカンパチなどは口を使ってくる状況が多くみられるが、少し大きい個体になるとそう簡単にはいかないのだ。
ここで大型に口を使わせるためには、さらにもう一段階の誘いがどうしても必要となってくる。
大型ヒラマサに効くアクションとは?
一アングラーとしてあまり大きな声で言いたくはないテーマではあるが、ここでセンシティブな個体にスイッチを入れるアクションについて少し解説しようと思う。
最初に言っておくが、このアクションは意図的に出せなくもないが分かっていても簡単にアクション出来るものでもなく、結局は使うルアーの特性に大きくかかってくる。このアクションが出やすいルアーを選ぶことが釣果にもつながってくるということだ。
そのアクションとは、ずばり”スライドアクション”
ジギングでヒラマサを狙ったことのあるアングラーならよくご存じのことと思うが、大きな個体のヒラマサは直線的な動きにはあまり反応せず、突然ジグがスライドアクションしたりトリッキーな動きになった時にいきなりスイッチが入りバイトすることが多い。
これは、トップウォータプラグでも同じことで単にブリブリ泳いでくる動きだけでは最初に魚の興味を引くことが出来てもバイトにまでは至らずすぐに擦れてしまうわけだ。
このタイミングでトリッキーなスライドアクションを演出することができるルアー、それが”釣れるルアー”なのだ。
ただし、ここでいうスライドアクションとは、単に操作中にルアーが左右にスイスイと泳ぐという類のものではない。
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ダイビングペンシルをジャークしてフット力を抜いた時に、アングラーの意図に反してグリンッと横方向に動く不意のアクション、またミスアクションのようになった際に水面を横方向にスイーッと滑ってしまうようなアクションのことを言う。
アングラー側からすると不意のものでミスアクションと思いがちな動きが実は食わせのスイッチを入れるコツとなる。
この動きが出ると一気にヒラマサのスイッチが入り、その数秒後に猛然とルアーに襲いかかってくるシーンをこれまで何度も目にしてきた。
ザビエル220fはショアからも使える?
上に挙げた食わせのアクションをこのザビエルも演出することができる。
しかもこのルアーは普通のダイビングペンシルとは違って頭にポッパーのようなカップが搭載されていて容易に効果的な泡を
出すことができその相乗効果でこれまでも多くの大型ヒラマサが捕獲されてきているのだ。
そんな素晴らしいルアーだが、弱点が少々・・・
それは飛距離。。。
220mmという大きなボディに対し、76gという軽めの重量。
同等ザイズで名ルアーのラピード230などに比べてあまり飛距離は期待できない。
なのでショアからのキャスティングでも、遠くの潮目を狙いたいときなどは必然的に他の飛距離の出るルアーを使用することになる。
ただし、覚えておきたいのはヒラマサなどの大型青物は意外に近いポイントでバイトすることが多い。めいっぱいロングキャストしなければいけない状況はさほど多くなく、自分の立ち位置から2、30メートルくらいの範囲がねらい目となることが多いため強風が吹く状況でなければザビエル220Fの出番はショアからでも十分にある。
およそ10年前にはダイビングペンシルというルアーは片手で数えるほどしかなかったが、今や数えきれないほどの製品がリリースされるようになった。
しかし、本当に釣れるルアーはその半分もないというのが現状。
その中でも異彩を放ち十分な実績も叩き出しているザビエル220Fは今後ショアからも多くのトロフィーサイズの青物を引きずり出していくと確信している。
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