ヒラスズキと青物の兼用タックル おすすめロッド編
2021/12/04
ヒラスズキを狙っていると時々青物もヒットしてくる用な場所は結構多い。
そして、大抵ヒラが出る場所というのは根が複雑に点在している難易度の高いポイントだ。
ヒラスズキでもランディングにかなり苦労するのに、その何倍も引きの強い中型以上の青物がそんなポイントでかかった日には、絶望感が半端ない。
そんなわけで、万が一の…いやそれよりもかなり確率が高い青物のヒットに備えて、ヒラスズキのみに的を絞ったロッドよりも、青物にも対応できるバットパワーを持つロッドを選択する人もかなり増えてきている。
一昔前では、ヒラと青物の兼用ロッドというのは数えるほどしかなく、青物用の比較的ライトなロッドを使用していたアングラも多かった。
しかし、青物用は青物用。
繊細な感度やピンポイントキャストに必要なパシッと感wと軽快さは期待することもできず、大味な攻めかたしかできないという不満は常にあった。
しかし、最近はどちらかというとヒラスズキロッドのベリーからバット部分を強化したテイストのものが増えてき、その悩みも解消されつつあるのだ。
では早速、おすすめの兼用ロッドをいくつか紹介していこう。
1. バリスティック ヒラ 107MH TZ/NANO
一番のおすすめは文句無しでこのロッド。
メーカーは信頼のヤマガブランクス。
この、メーカーを使っている人のネガティブなコメントをこれまであまり見たことがない。
それだけ、テストを重ねて研究した末に作り上げられている素晴らしいロッドということ。
5㌔以上の青物も想定して設計されているので、青物のヒットがおおいに予測されるポイントでも安心して使用することができる。
5㌔と言えば、ヒラマサでいうと80センチ前後のクラスになる。もちろんアングラー側の技術も必要にはなってくるが、そのクラスに対応可能というのは本当に頼もしい。
だからといって、大味なロッドではなくあくまでもヒラスズキロッド。
キャストフィーリング、感度も抜群の一本に仕上がっている。
もう少し繊細なものが…という人であれば、107MHというさらにヒラスズキよりに設計されたものもリリースされているのでそちらもおすすめだ。
こちらのアイテムも、もちろん青物とも十分に渡り合うことができる。
ところで、気になるのは”ナノブランクス”という言葉…
ナノブランクスとは何ぞや?
なんだか良さそうに聞こえるが、いまいち何がどう良いのか分からない方も多いと思う。
これには東レ㈱のナノアロイテクノロジーとやらが関係しているらしい。
ロッドというのはカーボンと樹脂の組み合わせでできているのだが、この樹脂にナノ技術が適用され、従来のものよりも性能が飛躍的に上がったというわけだ。
難しい話はやめておいて、結局何が良いのかというと、耐衝撃性、感度、強度などにおいてが飛躍的に向上している。
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ナノでw以前より強いブランクスであるにも関わらず感度も抜群のロッドに仕上げることができているのだ。
多少値は張るが、これからヒラスズキを始めるという人にもおすすめできるヒラスズキロッド最高峰クラスの一本。
2. ワイルドブレイカー 109HR/S
これも、最近ではよく知られるようになったMCワークスのワイルドブレイカーシリーズの一本。
青物用かヒラ用かと言われてしまうと、………………かなり青物寄りなのは間違いない(汗
結構個性的なロッドなので、ある程度経験を積んだアングラーにおすすめしたい。
最初は、かなり固めに感じるかもしれないがしばらく使っていると、しっくり来るはずなのでとりあえずは使い続けてみてほしい。
安心感の点では◎で、それもそのはず予期せぬカンパチのヒットにも耐えるために設計されているのだ。
鹿児島の新名氏がテストを重ねて作られたロッドなだけに、特に九州方面のアングラーにはマッチするだろう。
ここでは2本だけ紹介したが、ヒラスズキと青物兼用で使えるロッドはたくさん出ているが、今のところこの二つを越えるものは出てきていないように個人的には感じている。
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