ショア青物&ヒラスズキ

憧れの魚を追いかけて…

*

ヒラスズキと出会うために…

      2017/07/07

 

 

「ヒラスズキはサラシがあればどこでも釣れる」そんな言葉を時々耳にするが、それはあまりヒラスズキ釣りをしたことのない人の意見だ。

 

もちろん、そう思えるような状況に遭遇することも時々あるにはあるが、毎回そうなるとは限らない。

というよりも、そんな美味しい状況に出くわすことは実は滅多にないのだ。

 

 

スズキという魚は基本的につき場は決まっていると言われている。

大抵同じポイントに毎回入れ替わり立ち代わり入ってきて、そこで補食活動を行うのだ。

 

ヒラスズキに関しても同じことが言えるのだが、マルスズキよりも難しいのはヒラリングの場合はその日の風向きや波の高さによって同じ場所でも状況が全く変わってしまうところにある。

 

つまり、1週間前に北西の風・波高2mで反応が良かったポイントでも、南西の風・波高3mの日に再び期待して入ってみると全くダメだったということがあり得るのだ。

 

その日の天候に大きく左右される釣りだけに、状況をしっかりと見極めて臨機応変にポイント選択をできるかどうかで釣果が大きく左右される。

 

では、どんな点を見極めて上手にポイント選択をすれば良いのだろうか。

 

これについては、「絶対にこうだ!」とは言い切れない部分が多々あるが、これまでの経験を通して感じていることをお伝えしようと思う。

 

ポイントの見極め方

 

結論からいうと、安定して程よいサラシが流れてくる場所で、補食しやすい障害物があるところを探す必要がある。

 

波の上下があまり激しすぎて引き波時に底が見えてしまうような場所は、以前に成果があったとしても早めに見切りをつけたほうが良さそうだ。

 

さらにいうと、波が激しすぎてサラシに混じって黄色く濁った消えない泡がたくさん浮遊しているようなポイントも底あれしているので望みは薄いだろう。

 

これらの点を頭においてポイントを考えていけばある程度絞れてくるはずだ。

 

そして、ここで考えたいのがベイトの動向だ。

 

いくら条件が揃っていてもベイトが全くいないポイントにはヒラスズキは入ってこない。

当然のことだが、これができていないアングラーはかなり多いように思える。

 

筆者も含め、目に見えるサラシの美しさに騙されてしまう人が多いのだ。

 

では、どうやってベイトを調べるか・・これがむずかしいのだが、ベイトが多いポイントでは目で存在を確認できることも多く、その場合は非常に助かるのだがいつもそうとは限らない。

 

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そういうときには、広い視野をもって地図を広げてベイトの気持ちになって考えよう!

 

・これまでどれ程強い風が、どの方角から、どれ程の期間吹き続けてきたか。
・現在の波の高さはどれくらいか。底荒れの状況は・・(濁りすぎていないか?砂の混じった黄色い泡が漂っていないか?)
・水温が比較的安定していてフィッシュイーターからも身を隠せそうな場所は・・

 

 

こうした点をすこし考えてみると、ヒラスズキがいるポイントを見極める上で役に立つだろう。

 

ヒラスズキと出会うためには風や波高、サラシのでき具合等様々な要素が関係してくるが、最も考えるべきなのはベイトフィッシュの存在だ。

ヒラスズキだけに限らず生き物には身を隠す場所と食べ物が必要だということだ。

 

サラシの見極めかたや狙いかた等に関しては、<<ヒラスズキのポイント選択>>の記事をどうぞ…

 - ヒラスズキ

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