ショア青物&ヒラスズキ

憧れの魚を追いかけて…

*

【ヒラマサの生態】好む水温や産卵時期など

      2017/08/24

青物のなかでも、特に人気のあるヒラマサ。

 

人気の理由は、その難しさと引きのパワー、そして味も非常に美味なことが挙げられる。

 

そんなヒラマサに一歩近づくためには、まずその生態についてよく知っておかなくてはいけない。

 

 

いったいどんな魚なのかを頭に叩き込んでおけば、今後のポイント選択や攻略のしかたにも役立ってくるはず。

 

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1.  水温

 

ヒラマサが好む水温は、18℃から23℃位だと言われている。

 

これは、ブリよりも暖かくカンパチよりもやや低めの設定だ。

 

釣行の際にも、こまめに釣行日前後の水温を調べておけば、そのときのヒラマサの活性を知る一つの手がかりともなるだろう。

 

 

2. 運動神経

 

最初にも少し述べたが、ヒラマサの引きは非常に強い。

 

大型になると同型のブリの何倍も強いのではないかと思ってしまうほどだ。

 

ここは、若干個人的な解釈も入るのだが、単純な力の強さで言えば青物御三家の中ではカンパチが一番だと感じている。

 

しかし、ヒラマサの場合は、そのカンパチにひけをとらないほどの力を持ちながら、運動神経では3種の内でトップのように思える。

 

ヒットした後、頭をこっちに向けて上手に誘導できていると思っていても、なぜかうまく反転されて根に突っ込まれるという経験を多くの人がしてきていると思うが、それはす
べて運動神経の良さと体の平べったさ、そしてパワーを兼ね備えているゆえの当然の結果なのだ。

 

ヒット直後は決して油断のならない相手だということも肝に命じておこう。

 

 

3. ベイトフィッシュ

好みのベイトフィッシュ(餌)だが、色々な小魚を補食しているようだ。

 

主には、イワシ類・サバ・サンマ・キビナゴ・アジ・カマス・イカ類・シイラ…などなど。

 

30~40センチにもなるようなシイラでさえ追いかけ回して食べてしまう、かなり獰猛なフィッシュイーターなのだ。

 

数十メートル下からでも、表層付近のベイトを狙って急浮上してくるため、近年ではダイビングペンシルなどのトップウォータプラグで狙うアングラーが非常に増えてきた。

 

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4. 産卵時期

 

基本的には4月から5月が目安とされている。

 

春は産卵前に体力をつけるため補食のために浅場に入ってきている大型の個体をゲットするチャンスの多いシーズンとも言える。

 

産卵後は、体力低下のためパッタリと口を使わなくなることが観察されている。この時は、アグレッシブにベイトを追わなくなるため、かご釣り師などのオキアミによく食って
くることが多いようだ。

 

 

5. 居場所

 

もちろんヒラマサは回遊魚の部類に入る。

 

ただし、ブリ族とは若干違っていて根に執着する傾向が強い。

 

大きくなってくると、単独で根についたり群れを形成しても数匹だけということが多い。

 

釣り人の間では、”根魚”と言った方が正しいのでは?といわれるほど根の周りをうろつく習性があるため、ポイントとしては海底に大きな沈み根がある場所や、カケアガリにな
っている場所が期待を持てる。

 

ただし、そのようなポイントではファーストダッシュで走られて一瞬でラインブレイクということがおおいに考えられるため、ヘビータックルで挑むことをおすすめする。

 

**ヘビータックルを揃えたいならこちらも参照**

 

ここまでで、ヒラマサの生態について簡単に話してきたが、要するに、ポイントの選択、ヒットさせるプロセス、ヒット後のファイト、それをとっても一筋縄ではいかない相手だということだ。

 

なので、自分を含めた夢を追う多くのアングラーがいまだにその後を追い続けているのだろう。

 

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 - 青物

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