ヒラマサキャスティング用リールのおすすめは結局どれ?
全国各地でにぎわっているヒラマサキャスティング。
アングラーとヒラマサのパワーとパワーがぶつかり合い、極限状態での駆け引きを楽しむことができる究極の釣りとも言える。
そんなヒラマサキャスティングゲームで使用するリールに関しては、各アングラーそれぞれの好みや考え方があるが、客観的な目で見た時に結局トータル的にどのリールがベストと言えるのだろうか…
ヒラマサキャスティング用リールに求められる性能をおさらい
まずヒラマサキャスティングに必要となる、リールの性能についておさらいしておこう。
特に、以下の3つは抑えておきたい部分となるので要チェックだ。
巻取りパワー
ヒラマサとのファイト時の話になるが、ヒットしてファストランを無事に耐えた後のこちら側のターンの際に、数センチでも数ミリでも良いのでできるだけラインを巻きとってべから剥がすことが重要となる。
そのためには、ある程度のテンションが掛かりながらも、ラインを巻取ることができるパワーを備えたリールが必要。
これには、ギヤの大きさや精度、ボディの頑丈さやハンドルの長さと強さなどが関係してくるのでリール選びをする際にはこの点を押さえておきたい。
タフさ
リールのタフさもヒラマサキャスティングにおいては非常に重要な要素となる。
極限状態でのファイトが求められることのあるヒラマサキャスティングゲームでは、ボディやギヤ等が頑丈でタフに作られていないと、思わぬところでの故障を招いてしまい、不意のチャンスを逃してしまうことにもなりかねない。
購入時に安くても、頑丈でないゆえにすぐに壊れてしまっては、結局コスパが悪くなるため、ある程度費用を出したとしても、タフでしっかりと作られている耐久性のあるものを使用するのがおすすめだ。
ラインキャパシティ
キャスティングで使用するラインは、ショアであれば3~6号程度、オフショアであれば4~8号前後となる。
最低でも200mはスプールに巻いておきたいという点を踏まえると、ショアキャスティング用としては8000番~14000番、オフショアでは10000番~18000番程度が妥当。
ドラグ性能
ヒラマサキャスティングではドラグ性能もかなり重要なポイントだ。
これに関しては、最近のリールは非常に高い性能を誇っており、S社やD社のミドルクラス以上のものであれば、ほぼ問題なく使うことができると言っていいだろう。
現時点(2023年)でのおすすめの1台は【21 ツインパワーSW】
現時点(2023年)で最もおすすめするヒラマサのキャスティング用リールとしては、シマノ社の21ツインパワーSWを挙げたいと思う。
キャスティングでは、それぞれの用途や好みに合わせて8000番~14000番の中から選ぶのがおすすめだ。
ツインパワ―SWを最もお勧めする理由
非常に優秀なリールがたくさんある中で、あえて21ツインパワーを一番に推奨する理由としては、そのコスパの良さにある。
クオリティだけで言えばもちろん、ステラやソルティガのような機種に軍配が上がるのだが、トータルのコスパで言うならツインパワーが最も優れているのだ。
ツインパワーは、ステラやソルティガの6割程度の価格帯で購入することができ、ヒラマサキャスティングに必要な性能を全て兼ね備えている。
そして、何よりも「インフィニティドライブ」を搭載していることが大きく、負荷の掛かった状態においてもパワフルな巻取りを実現してくれるのだ。
この点は、僅差ではあるがD社のセルテートSWよりもツインパワーを選んだ大きな理由である。
ツインパワ―SWの次におすすめするリールは…
ツインパワ―SWについて簡単に解説させていただいたが、他にもヒラマサキャスティングに使用できる素晴らしいリールはたくさんラインナップしている。
ツインパワー以外に選ぶとしたら、以下のアイテムがおすすめ。
カルディアSW
カルディアSWは、D社からリリースされている非常にコスパの良いリールだ。
特にこれからキャスティングゲームを始めてみたいと考えている方にぴったりのアイテムで、値段的にもお手頃な設定となっている。
もちろん、メーターを超えるような大型ヒラマサとのガチンコファイトも難なくこなすことのできる強靭さも兼ね備えており、安心して使用していくことができる。
セルテートSW
セルテートSWも非常に人気の高いリールで、ツインパワー派とセルテート派に別れるほどとなっている。
フルメタルモノコックボディに、大型で肉厚な大口径G1ジュラルミン製MCタフデジギアを搭載しており、ヒラマサの引きにもビクともしないかなりタフな仕上がりとなっている。
ステラSW
ステラSWは解説するまでもない、リール界の中でもまさに頂点に立つと言えるアイテムだ。
ツインパワーよりももっと所有欲を満たしてくれる、最高の一台を手にしたいと考えるアングラーは迷わずこれを買おう。
結局自分に合ったリールの選び方って…
基本的に釣り道具というのは、道具ありきというよりもフィールドの状況や自分自身に合わせて選んでいくべきものだ。
リールの選び方で迷っている方は、ぜひ以下の点を考慮しながら自分に適したものを選ぶと良い。
価格帯
この点はつまり、自分自身の経済力に見合ったものを購入するということ。
借金して高価なものを無理に購入しても、後で家族にバレて辛い思いをすることになるだけなので、財布事情としっかり相談しながら手の届く価格帯のものをまずはあぶり出していこう。
使用ルアーとフィールド
使用するリールのサイズやタフさなどを選択する際には、使いたいルアーや通うフィールドの状況を考えよう。
浅瀬が続く根の荒い場所で、大型ルアーを使用していく場合であれば、太糸を巻くことのできる番手でなおかつタフさを兼ね備えたものを選ぶと良い。
釣行頻度
月に数回程度キャスティングをするという方と、週に何日も釣りに出かけるという方とでは、リールに求める剛性や耐久性のレベルが違ってくる。
釣行頻度が高いアングラーの場合は、少しがんばって高価なリールを購入しておいた方が、長持ちして経済的だということもあり得るのでこの点も踏まえつつ、どのグレードのリールを購入するかを決定しよう。
リールは自分にとって最もコスパが良いものを選ぶべき
結局のところリールは釣りをするための道具の一つであって、リールを買うために釣りをしているのではない。
とはいえ、ずっと長く大切に愛用していけるリールを慎重に選ぶのは大切なことでもある。
ぜひ、自分にとって最もコスパが良いと言えるリールはどれなのかをしっかりと考えて、後悔の無い買い物をしよう。
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